秋になると、茶色やボルドー、深い色を選びたくなることがあります。
でもsuimuで考えている「秋らしさ」は、
必ずしも秋色を選ぶことだけではありません。
夏の明るい光が少しやわらいで、
部屋に入る光や、外を歩いた時の影の濃さが少し変わってくる頃。
同じ色でも、見え方が少し落ち着いて感じられることがあります。
半透明のオーガンジーは、
光をそのまま反射するというより、
少し通して、やわらかく受け止める素材です。
明るい場所では透け感が強く見えたり、
少し影のある場所では、糸の線や色がふっと浮かび上がって見えたりします。
だから、夏に軽やかに見えていた色も、
秋の入り口の少し落ち着いた光の中では、
また違う表情に見えることがあります。
深いブルーやグレー、黒の透け感は、
より静かに見えることがあります。
少し赤みを含んだ色は、
服の色が落ち着いてくる時期に、やわらかく馴染むことがあります。
淡い色も、夏の明るさの中で見る時とは違って、
少し静かに、髪や服の中に入っていくように見えることがあります。
秋らしい色を選ぶ、というより、
秋の光の中でどう見えるかを想像してみる。
suimuの色は、そんなふうに選んでもらえると、
少し楽しいのではないかと思っています。
髪に重なった時。
光に透けた時。
いつもの服に合わせた時。
同じシュシュでも、その時の季節や光によって、
少しずつ違う印象になります。
季節が変わる時、
新しい色を大きく足すというより、
今の自分に馴染む見え方を探すような感覚。
秋の入り口に、
そんなふうに透ける色を見てもらえたら嬉しいです。